Aum’s Diary

日々の備忘録 in Perth▶︎▶︎Singapore

パースで出産 出産~退院まとめ

出産当日~退院までの病院生活を振り返っていきたいと思います。

*2018年にCBDのGPを受診後、St John of God Subiaco Hospitalで出産しました。

 

 

出産までの経緯

37週と4日目に破水しました。いわゆる”おしるし”もなく、兆候といえば一週間ほど腰痛と恥骨の痛みが続いていたこと、生理前のような異常な眠気くらいでした。

10:30頃 

鮮血と一緒に破水する。この時点は、破水かどうか分からなかったのと陣痛と思わしき症状も無かったのでしばらく様子を見ました。

11:30頃 

病院に電話を入れ、「とりあえず来てくれ」という事だったので、夫が帰宅するのを待ちつつ、入院準備や掃除、昼食などを取りました。

13:00頃 

病院到着。分娩室にて、ひと通りの問診と入院手続き。心音等を計る機械の装着など。

この時、夫は別室に呼ばれ、「メディケアに入ってないが本当に医療費払えるのか」と確認を受けていたそうです..(^^;)

15:00~16:00頃 

産院の先生が来て子宮口を確認:3㎝

陣痛促進剤を打ってすぐに陣痛が10分に数回程度に。お腹の赤ちゃんの心音に乱れが生じたため、薬は一旦やめましたが陣痛はしっかり来るようになりました。

麻酔をすぐに始めるかと聞かれましたが、ここにきて麻酔が急に怖くなり一旦躊躇しました。けれど、猛烈に重い生理痛のような痛みが直ぐに始まり、”これは耐えられない”と思い、速攻で麻酔を要請。麻酔の先生が、別件の手術に入ってしまう前に処置して貰えたのでラッキーでした。

「子宮口が上手く開かなかった場合、帝王切開になるから食べるの禁止」と言われ、お昼食べておいて良かったとつくづく思いました。

16:30頃 

麻酔を開始

17:30頃 

まだ痛みがあったので、麻酔をTopup

(まだ痛くて、この後もう一度Topupしてもらった気がします。)

19:00頃 

子宮口:9.5cm

まだ痛みを感じていたので麻酔を再度Topupしました。

20:00頃 

子宮口:10cmになったので、産院の先生も登場し、いよいよ分娩体制に。

ただこの時点でようやく痛みが無くなっていたのですが、今度は麻酔が効きすぎてしまい上手くいきめませんでした。何度か挑戦しましたが、上手く行かなかったため、吸引しながらのお産となりました。

そして、20:39に無事、長男が産まれました!

 

その後、カンガルーケアとして抱っこさせてもらっている間に、産院の先生はせっせと胎盤を出したり、会陰の切れた部分を縫ったりしてくれていました。

 

生まれたての我が子は顔色も悪く、毛むくじゃらで、吸引のせいで頭の形もゆがんでいて”宇宙人みたい”というのが最初の感想。その一方で、小さくてか弱くてとても愛おしいと思いました。

 

ひと通り、赤ちゃんの検診が終わった後、再び抱っこしたりおっぱいを吸わせてみたりしました。

 

落ち着いたころ、分娩室内に併設の浴室でシャワーを浴び、赤ちゃんを抱いて車いすで入院部屋に連れて行ってもらえました。

母子同室です。希望すればnurseryに赤ちゃんを預けられたのですが、”何か分からない事があれば看護師さんに聞けるいまだからこそ、出来るだけ自分で面倒みたい”との思いから退院まで一度も預けることなく頑張ってしまいました。が、いま思えば、少しくらい預けていても良かった...

 

入院生活

出産の日も含めて4泊5日いました。(4日目で帰ることも出来ました。)

入院中に、通称purple bookを貰えます。日本でいう母子手帳で子供の成長記録や予防接種の記録ができ、お役立ち情報が載っています。

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purplebook-childbirth~Aum's diary

 

病室

トイレ&シャワー室も併設されており、テレビ、冷蔵庫、ティーカップ&ケトル、シンク(ここで沐浴も出来る)など病室内で完結できる設備が整っています。

赤ちゃんのお世話に必要なひと通りの物も揃っていました。欲しいものや足りないものがあれば頼めばもらえます。試供品もたくさん貰えます。

 

食事

事前情報であまり美味しくないと聞いていましたが、もはや疲れた体に美味しさなど考える余裕もなく出されたものを淡々と食べていました。けれど敢えて言うなら素材の味。

あらかじめ、メニューのチョイスが書かれた紙が配られるので希望の物をチェックして提出します。ただし、この紙、機械で読み取るのでしっかりマークしておかないと身に覚えのない食べ物が届きます。

当然、和食は無いので、インスタント味噌汁やご飯、お菓子を持参することをおすすめします◎

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diet-childbirth~Aum's Diary

入院2日の軽食にチーズ盛り合わせと炭酸ジュース

入院3日の夜は特別ディナーが出ました。

 

両親学級

午前中ほぼ毎日開かれ、自分の好きな日に好きなクラスに出席できます。お産疲れでなかなか重い腰をあげられず、入院中の最後の方になってNew parents class、Lactation class(母親のみ)、Bathing demonstrationに参加しましたが、

なるべく最初の方に参加して、聞いたことを自分たちでやってみる→分からないことを看護師さんに質問するという流れが良かったのかなと思います。

 

入院中のケア

母向け 

だいたい3時間ごとに看護師さんが回診に来てくれました。それ以外にも何かあれば呼べば来てくれますが、遅いです。あと基本的にお願いベースなので、遠慮は無用です。

 

私は、授乳の仕方が分からず、毎授乳ごとに看護師さんにやり方を聞いていましたが、皆自分が良いと思う別の方法を教えてくれるので混乱するばかり。

 

2日目の夜、母乳はほんの少ししか出ない状況だったものの、担当の看護師さんに”頑張ってみる”と言ってしまいました。夜中泣き出して、おっぱいをあげてみるが一向に泣き止まず、結局明け方まで頑張ってしまい、そこで根を上げて看護師さんを泣きそうになりながら”泣き止まないのですがどうしたらいいでしょう・・・”と言ったらあっさり、「ミルク(formula)あげる?」と。もっと早く言えばよかった。。因みに病院のミルクは液体ミルクでとっても便利でした。病院使用のみで一般販売はしてないようです。

 

3日からは、電動式搾乳機でおっぱいを刺激しつつ、引き続き看護師さんの指導を仰ぎました。前夜の疲れもあいまって、この電動式搾乳機の使用がマッドマックスの搾乳シーン(笑)を思い出させ、惨めな気持ちになり、後にも先にもこのとき一回だけ泣きました。

この頃から、看護師さんとも顔なじみになってきて、色々聞きやすくなりました。その中でも面倒見の良い、あねさん看護師がラクテーションコンサルタントを手配してくれ、最終日に診てもらいました。息子は乳頭保護器が無いと母乳を飲まなかったので心配だったのですが、「母乳が飲めていれば何の問題もない」とのことでした。

(→その後、乳頭保護器を使用しての授乳を続けていましたが、3か月になった頃、何の前触れもなく突然、息子が乳頭保護器を拒否し無事、普通に飲むようになりました。)

 

息子向け(時系列は忘れました..)  

聴力検査、B型肝炎(HepatitisB)予防接種、血液検査など。

小児科医の回診の際に、「舌小帯がくっつき気味だけど、切る?このままにしておいても特に何の問題もないけど。敢えて言えば、滑舌がちょっと悪くなるくらい?」と言われ、切って貰いました。夫が、その作業に付き添っていたのですが、麻酔など何もなくハサミでちょきんと切っただけみたいです。息子も少しの間泣いただけでした。

 

この間にかかった費用

入院代+産院からの請求+麻酔師からの請求+小児科医からの請求(それぞれバラバラに請求されます)でおよそ11,000ドルでした。